住宅ローンは何年で完済するのが最も得?平均年数や固定期間は?

こんにちは、東大医学部卒のMIHOです。



住宅ローンと言えば、一般的には何年で返済するものなのでしょうか。



また、何年まで組めるものなのか、ローン年数をどのように決めれば良いのか、そして、固定期間は何年ほどが理想的なのかについて解説します。



目次

住宅ローンは何年で完済するのが最も得?




住宅ローンだけでなく、ほとんどのローンは借入期間に応じて利息が増えます。



借入期間が1日延びれば延びるだけ利息が高くなりますので、金銭的に見てもっともお得に借り入れたいなら、できるだけ借入期間を短くするようにしなくてはなりません。



次の記事では、年収300万円の人ならどの程度のローンが組めるのか、また、借入期間と月々の返済額の関係についてシミュレーションしています。



参考にぜひご覧ください。




年収300万円でも住宅ローンOK?借入限度額&金額別返済計画例!




借りることが一概に損とは言えない




借入期間が短くなれば、その分だけ利息が減りますので、長期間に渡って借りるよりは、短期間で返済する方がお金を節約することができます。



しかし、敢えて余裕を持って長期ローンを組み、住宅ローン金利以上の金利が見込める投資をすれば、住宅ローン年数が増えるほどお得になることもあるのです。



例えば、年利1.5%の30年ローンを組み、年10%以上のリターンが見込める投資信託を購入するなら、税金や手数料等を差し引いても、相当の利益が期待できます。



住宅ローンを単に「借金」とみなすのではなく、積極的に活用できる「資金」と考えてみてはいかがでしょうか。



絶対損!無理な計画で二重ローンになることは避けよう




住宅ローンで借りたお金を、積極的に資金活用することは長い目で見れば大きな利益にも繋がります。



しかし、無理な返済計画を立ててしまい、住宅ローンを返済するためのローン、つまり、二重ローンになってしまうならどうでしょうか?



住宅ローン以外のローンはほぼ間違いなく、住宅ローンよりも高金利ですので、毎月頑張って返済しても元金部分が減らない…ということにもなるかもしれません。



二重ローンを避けるためにも、住宅ローンを組む前にしっかりと計画を立てることが大切です。



次の記事を参考に、後悔しないローン計画を立ててくださいね。



住宅ローンで後悔する10つの理由は?事前確認ポイント6つまとめ!



ライフプランによってもお得な年数は異なる




何年の住宅ローンがもっともお得かは、家族のライフプランによっても異なります。



例えば、住宅ローンを組むときに赤ちゃんがいるのなら、子どもの教育費も考慮してマネープランを立てる必要があります



大学進学にもっともお金がかかりそうなときは、住宅ローンを15年程度にして、大学入学前に完済させるのも良いでしょう。



長期ローンを組みたくない場合、住宅ローン節税がおすすめ!




国や地方自治体で実施している制度を上手に活用すれば、資金を節約して住宅ローンの返済期間を短縮できるかもしれません。



住宅ローン利用時に活用できる制度をいくつか紹介します。



エコ住宅で贈与税の控除額を増やす




住宅購入のために尊属から資金提供を受けるとき、700万円か1200万円まで(2020年3月31日まで。ただし消費税が8%の場合)は贈与税の控除が適用されます。



金額によっては、非課税で資金提供が受けられますので、ご両親や祖父母に援助を頼んでみることもできるでしょう。



また、長期優良住宅(エコ住宅とも言います)の認定を受けると、控除額が増えます。



ご両親や祖父母から高額援助が見込めるときは、長期優良住宅の建設も検討してみてはいかがでしょうか。



エコ住宅なら自治体の優遇制度が受けられることも!




また、自治体によっては、長期優良住宅や太陽光発電装置を購入する場合、補助金支給や住民税の控除などの特典を受けることができます



住宅メーカーや工務店の担当者、もしくは、お住まいの自治体役場の住民課の相談員に尋ねてみてください。



住宅ローン控除制度を活用する




住宅ローンを組むと、最長10年に渡って住宅ローン控除が適用されます



最大4,000万円(400万円×10年)が控除対象になりますので、4,000万円以上の住宅ローンを組むときは、ローン期間が10年以上になるようにしましょう。



住宅ローンを何年で組むかで審査の通りやすさが変わる!




住宅ローン審査は1~2週間かけて慎重に実施されます。



さまざまな要素を考慮して融通を実施するかを決定しますが、「どの程度の融資期間を希望するか」によっても、審査の通りやすさが変わるのです。



次の記事もぜひ参考にしてください。



住宅ローンの本審査に落ちた6つの理由は?通過に向けた対策7つ!



短ければ短いほど良いわけではない!無理なく返済できるかが肝心




住宅ローンが長ければ長いほど返済総額は増えます。



しかし、ローン期間を短くするために、生活費を著しく圧迫してしまうほどに毎月の返済額を高く設定するのは絶対に止めてください。



住宅ローンの金利はカードローンなどの無担保ローンと比べると低く設定されていますが、返済に遅れると遅延損害金として未返済分に高金利が適用され、高額のペナルティを支払わなくてはならなくなってしまうのです。



返済期間と返済月額は余裕を持たせて設定し、繰り上げ返済を活用して、融資期間を短縮しましょう。



長過ぎるのも金融機関にとっては貸し倒れのリスクに




では、思い切り返済期間を長く設定して、ローン審査に臨むのはいかがでしょうか。



毎月の返済は楽になりますし、お金に余裕ができたらまとめて繰り上げ返済ができますよね。



しかし、ローン期間が長くなることは、金融機関にとっては不安要素でしかありません。



本当に最後まで返済してくれるのか、貸し倒れにならないかと懸念し、融資を拒否することもあるのです。



あなたにとっての返済しやすさと金融機関にとっての貸しやすさが、丁度良いバランスになる返済期間を見付けましょう。



住宅ローンは何年で完済するもの?平均期間は15年!




住宅ローンというと、「フラット35」に代表されるように、30~35年かけて返済するものというイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。



しかし、実際のところ、住宅ローンを完済するまでの平均年数は15年で、意外と短期間で返済しているのです。



参考:住宅金融支援機構「2017年度 民間住宅ローンの貸出動向調査結果」



契約時の平均年数は25.6年!10年以上繰り上げで返す人が多い




完済するまでの年数は15年ですが、申し込むときの平均年数は25.6年です。



つまり、平均10年もの繰り上げ返済をしていることになります。



25年以上のローンを組みつつも、「早く返済したい」と約2倍ものハイペースで返済するのが、平均的な日本人の姿だと言えるのです。



勤勉と言うべきか、国民性と言うべきか、借金を抱えた状態を我慢できない人が多いのが日本人だと私は思います。



住宅ローンは何年まで組めるものなのか?




住宅ローンの上限年数を定める法律はありません。



一般的には、住宅ローンの上限年数は、完済時の年齢によって決められます。



通常は定年退職までの年数、もしくは定年退職に再就職を加えた年数を上限年数と定めますが、不動産などの担保や資産、自営の場合の収入(事業の安定性にもよる)によっては、70~80歳まで組めることもあります。



住宅ローンを何年にするかよりも何歳で完済するかが大切




住宅ローンは定年退職までに完済するように組むと、審査に通りやすくなります。



もちろん、住宅ローンが借りやすい(=審査に通りやすい)年数で申し込むことも大切なのですが、ローン契約者自身が返済しやすい年数で申し込むことも大切です。



退職後の生活を圧迫しないように借入年数を決める




完済時の年齢が定年退職の年齢を数年越えたとしても、急に住宅ローン審査に通りにくくなることはありません。



普通なら退職時には退職金が受け取れますので、退職したからといって、突然生活が苦しくなることはないからです。



しかし、退職金がない会社に勤めている人が、定年退職後も数年間は返済が続くプランを組むならどうでしょうか。



生活が著しく圧迫され、住宅ローンの返済も滞りがちになるのではないでしょうか。



繰り上げ返済を念頭に敢えて長期間ローンを組むのもアリ




先程も触れましたが、平均10年は、繰り上げ返済によって返済期間が短縮されています。



住宅ローンを利用する上でもっとも避けなくてはいけないのは「返済を滞納すること」ですから、敢えて多目の年数に設定して、定期的に繰り上げ返済をするのはいかがでしょうか。



毎月の返済額が減る分、精神的にも余裕が生まれますし、早めに完済できれば達成感も得られますよ。



借入年数が増えると利率も上がる!敢えて短期間で追い込むのもアリ?




しかし、返済期間を長く設定すると、返済期間を短く設定した場合と比べて、適用される金利が高くなることが一般的です。



できるだけお得に住宅ローンを組みたいなら、返済期間は短くすべきです。



敢えて短期間のローンを組んで、自分を追い込むのも、契約者の性格によってはアリだと言えるでしょう。



「困難な目標ほど、やる気が出る」という人は、低金利&短期間の厳しいローンプランを立てることを私はオススメします。



住宅ローンを借り換える人も増えている!新規融資の4つに1つは借り換え




住宅金融支援機構のデータによりますと、新規融資の4つに1つは借り換えです。



つまり、最初に組んだ住宅ローンを最後まで返済し続ける人も多いのですが、途中でローンを組み直す人も少なくないのです。



住宅ローンというと「これから何十年もの期間関わるものだから、慎重に選ばなきゃ」と構えてしまう人も多いと思われますが、途中で別の住宅ローンに乗り換えることも決して珍しいことではありませんので、もっと気楽に付き合っていけば良いと私は思います。



住宅ローン金利は固定と変動でどちらにすべき?メリット・デメリット!




住宅ローンの金利には、「固定金利」と「変動金利」の2つのタイプがあります。



どちらを選ぶ方がお得なのかを考える前に、それぞれのメリットとデメリットを知っておきましょう。



固定金利のメリット・デメリット




契約時の金利が低い場合、固定金利タイプのローンなら、返済期間中いつでも低金利が適用されるというメリットがあります。



返済額も返済期間も契約時にすべて分かりますので、返済計画を立てやすくなります



しかし、契約時よりも金利の相場が下がっても、固定金利タイプのローンでは金利の見直しは実施されませんので、変動金利タイプの住宅ローンよりも高金利が適用されることになってしまうというデメリットがあります。



変動金利のメリット・デメリット




変動金利タイプの住宅ローンは、金利の相場に合わせて金利が変動します。



そのため、相場が下がれば適用される金利も低くなり、利息も減るというメリットがあります。



また、固定金利タイプの住宅ローンは金利の相場に関係なく一定の金利で貸し付ける商品のため、金融機関にとってはリスクを背負うことになりますので、その分、割高な金利が適用されることも少なくありません



一方、変動金利タイプの住宅ローンは金利変動のリスクを背負わない分、割安な金利が適用されやすいというメリットがあります。



メリットが多い変動金利ですが、金利が上がり続ける場合は固定金利タイプの住宅ローンよりも高い金利が適用されることになり、利用者にとっては不利益を被ることになってしまいます。



固定期間なしの変動金利を選ぶ人は減っている




超低金利時代が長く続く現在の日本では、「将来的に金利が上がることはあっても下がることはないのでは?」と考えている人が多勢を占めています。



そのため、金利上昇局面において威力を発揮する「固定金利型」の住宅ローンが有利だと考えられているのです。



しかし、先程も触れましたが、金利上昇局面において、固定金利型の住宅ローンは金融機関にとっては大きなリスクとなりますので、割高な金利に設定されていることが少なくありません。



そこで、現れたのが、変動金利と固定金利を融合した「最初だけ固定金利が適用される変動金利型住宅ローン」です。



「最初だけ固定金利が適用される変動金利型住宅ローン」とは最初の5~10年間のみ固定金利が適用され、その後は変動金利になるタイプの住宅ローンですが、固定期間の金利が全期間固定型の金利よりも低く設定されていますので、利用しやすく、非常に人気を集めているのです。



4人に1人以上は10年固定金利!10年を超える固定金利もある




実際に住宅ローンを組んでいる人の4人に1人は、10年固定型の変動金利です。



10年間は割安な金利が適用されますので、なるべく固定期間中に返済しようと繰り上げ返済を実施する人も非常に多くいます。



10年を超える固定期間を持つ変動金利タイプの住宅ローンもありますが、固定金利期間が10年以下のローンと比べると割高な金利が適用されることもあります。



短期間で返済しようと計画している人なら、固定期間が短い変動金利タイプの住宅ローンが、もっともお得な選択となるでしょう。

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